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マイポイント・ドット・コム株式会社様

「IVEX Managed Thin Client」を導入し会員情報のセキュアな管理を実現

マイポイント・ドット・コム株式会社(以下、マイポイント・ドット・コム)では、会員の個人情報を安全に管理するセキュリティ・システムを構築した。同社が所属する大日本印刷グループでは、個人情報保護法への対応を果たすべく、インターネットへのアクセスを制限している。しかし同社では業務でインターネットを使用せざるを得ないため、セキュリティと業務効率化の両立が課題となったのだ。新システムにはアイベクスのシンクライアント・ソリューション「IVEX Managed Thin Client」を採用。会員の個人情報を専用のネットワーク内のみで取り扱うことで、情報漏洩リスクの大幅低減に成功している。

多彩なポイントプログラムで数多くの会員を獲得
石月康雄氏写真
マイポイント・ドット・コム株式会社
アドミンディビジョン
ゼネラルマネージャー
石月 康雄氏
天野孝一氏写真
マイポイント・ドット・コム株式会社
オペレーションディビジョン
ゼネラルマネージャー
天野 孝一氏
亀田弥生子氏写真
マイポイント・ドット・コム株式会社
アドミンディビジョン
広報担当
亀田 弥生子氏

マイポイント・ドット・コムは、大日本印刷株式会社(以下、DNP)と米マイポインツ・ドット・コム社とのジョイント・ベンチャーにより設立された企業である。その主力事業は、ポイントプログラムを活用したマーケティング活動だ。同社のサービスに加入した会員は、広告メールからの企業サイト訪問、提携ECサイトでのショッピングやアンケートへの回答などを行う度にポイントを獲得。一定額のポイントが貯まった段階で、様々な特典と引き換えることができる。

ゼネラルマネージャーの天野 孝一氏は「当社のサービスの特長として、まず幅広いチャネルに対応している点が挙げられます。現在はメール・アンケート・ショッピングの3分野を取り扱っていますが、これらをすべてカバーしている企業はそう多くありません」と語る。特定分野だけを対象にしたサービスでは、会員としてもポイントを貯める機会が少なくなってしまう。しかし同社では、約450社ものECサイトと提携しているほか、他社のポイントサービスとの交換プログラムなども実施。また交換特典の内容も充実させることで、「貯めやすく・使いやすいサービス」(天野氏)を実現している。

いわゆるネットベンチャーに対しては、企業としての信頼性に不安を感じるとの声も多い。しかし同社の場合は、こうした問題とも無縁だ。アドミンディビジョン・広報担当の亀田 弥生子氏は「DNPグループの企業である点に安心感を抱かれるお客様も多いようで、メールのクリック率も20~30%と非常に高確率です」と語る。こうしたアクティブなユーザーが多いということは、同社のポイントプログラムを利用する企業にとっても大きなメリットになっている。

個人情報保護法への対応が大きな課題に

2001年12月のサービス開始以来、順調に成長を続けてきた同社だが、その過程では、様々な課題をクリアする必要もあった。特に大きなテーマとなったのが、2005年4月より施行された個人情報保護法への対応だ。

「DNPグループとしても、かなり厳しい情報管理の仕組みを導入することになりました。しかしこれをそのまま当社に適用すると、業務に大きな支障が生じると分かったのです」と説明するのは、ゼネラルマネージャーの石月 康雄氏。最大の問題は「インターネットに接続された環境で業務を行ってはならない」と規定された点であった。自社のサイトや提携先サイトも自由に見られないようでは、ネット企業としての活動そのものが成り立たない。

この問題を解決する方法としては、通常のネットアクセスをオフィスで行い、個人情報を含む業務ついては、厳重に隔離された別室で行うという形が考えられる。しかしこれでは二つの部屋をひんぱんに行き来せねばならず、生産性が大幅に低下してしまう。毎日の業務を考えれば、とても現実的な方法とは言えない。そこで同社が目を付けたのが、シンクライアントを使ったセキュリティ・システムだ。情報の持ち出しが困難なシンクライアントであれば、セキュリティと生産性の両方を満たせると考えたのである。

「IVEX Managed Thin Client」によるシンクライアント環境を構築

もっとも、シンクライアントを採用するとの方針が建てられたものの、その後の道のりは平坦ではなかった。市場に出回っているソリューションに、同社の要件を満たすものがなかったのだ。「ほとんどのソリューションがTCO削減を主な目的としており、セキュリティは付随的な扱いでしかない。機能を詳細にチェックしていくと、必ずどこかに問題点が見つかりました」と石月氏は振り返る。

通常のPCをシンクライアント化するタイプのソリューションでは、DNPグループのセキュリティ基準から外れてしまう。この問題をクリアするにはネットワークブート型のソリューションしかないが、これも「Windowsデスクトップ環境が使えない」「ブート時間が長すぎる」「アプリケーションの動作が遅い」などの点が問題になった。

なかなか満足のいくソリューションに出会えなかったことから、同社ではITパートナーであるアイベクスに相談。ちょうどピッタリの技術があると紹介されたのが、当時開発中だった「IVEX Managed Thin Client(開発当時の名称はVSR)」であった。「IVEX Managed Thin Client」はネットワークブート型のシンクライアント・ソリューションである上、前述のような要件も十分に満たしている。そこで同社では、早速「IVEX Managed Thin Client」の採用を決断。新たなセキュリティ・システムの構築に取りかかった。

全体運用図

隔離された環境で会員情報を管理データの出し入れも厳重にチェック

新たに構築されたシステムでは、外部記録デバイスなどを一切持たない専用クライアントを新たに導入。ユーザーが端末の電源を投入すると、Linuxベースの独自OSが起動して作業用サーバに接続し、Windowsデスクトップ環境が利用できるようになっている。

会員の個人情報は、「IVEX Managed Thin Client」コントロールサーバによって管理されるセキュリティゾーンでのみ利用することが可能。この部分は外部ネットワークと完全に分離されているため、データの持ち出し/持ち込みリスクは格段に減少した。またシステムの操作ログなども取得することで、情報のトレーサビリティを確保している。

会員がプレゼント企画に当選した場合など、時には個人情報をセキュリティゾーンの外で利用する場合もある。こうしたケースに備えて「iBarrier」と呼ばれる関所サーバも新たに構築。ここを通らなければ、一般事務ゾーンとのデータのやりとりができないようにした。「たとえ管理者であっても、第三者の承認なしに関所サーバへのアップロード/ダウンロードを行うことはできません」と天野氏は語る。

「IVEX Managed Thin Client」の導入効果について「セキュリティ向上はもちろんですが、ユーザーの負担を最小限に留められた点も大きい。日頃使い慣れているWindows環境がそのまま利用できますし、ワープロや表計算ソフトのレスポンスも高速です」と満足げに語る石月氏。アイベクスのサポートについても「我々の要望にスピーディに対応してくれるので、非常に助かりますね」と高く評価する。

「IVEX Managed Thin Client」によって会員情報のセキュアな管理を実現したマイポイント・ドット・コムだが、これからも様々な分野に挑戦していく予定だ。お三方はそれぞれ「これからも会員の皆様に喜んで頂けるようなサービスをご提供したい」(亀田氏)、「ポイントプログラムの充実はもちろん、さらに先を見据えた新たな事業も展開していきたい」(天野氏)、「ネット業界は動きが速いので、新しいサービスをスピーディに展開していきたい」(石月氏)と、今後の抱負を語ってくれた。

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企業概要

マイポイント・ドット・コム株式会社(取材当時)※現在はDNPソーシャルリンクへ社名変更

本社 東京都品川区西五反田3-5-20 DNP五反田ビル
設立 2000年7月7日
サービス開始 2000年12月12日
資本金 17億9630万円
代表取締役社長 久保田 哲
URL http://elne.jp/
事業概要 「マイポイント・プログラム」を利用したマーケティング事業を手がける。アドバタイジング事業、リサーチ事業、アフェリエイト事業の3分野をコア事業とし、同社のサービスを利用する企業に対して、業界トップクラスの送客効果や調査環境を提供している。

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